代表メッセージ

無条件にワクワクした日本の祭りの雰囲気を次世代、そして世界へ

お祭り前は街全体がざわざわする。全国どこへ行っても祭りの生み出す「磁場」というものは人の心を奪うもの。

青森県津軽地方。生まれた時から祭りのある環境で育ってきました。大人も子どもも無性にワクワクしている。そんな印象をいつも感じていました。
しかし、近年全国で後継者不足から祭りが数多く失われてきています。過疎化、少子高齢化、娯楽の多様化など要因は様々かもしれませんが、形式は変化しても祭りへの思いは次世代に繋げることが今後の日本を支えることとなると考えております。グローバル化に呑まれ「日本らしさ」を失わないために。

日本の祭りは伝来したものを独自に進化させて現在に至るものも少なくありません。また昔ろうそくだったものが電球になったり、裸だった祭りが着衣で行うようになったり、昔は邪気を払うものが、喧嘩祭りになってしまったり、観光の目玉になったりと時代に合うように形式を変化させてきました。しかしあまりにも変化が速かったために祭りのカタチを守るため、無形文化財の指定という制度が生まれたのではないかと思います。おかげで沢山のまつりがカタチを留めるようになりました。日本文化にとっては大きな財産を残せたのだと思います。

しかしながら現在存亡の危機に面している祭りが少なくありません。地域の文化が失われつつあるのです。それはもしかしたらみんながワクワクする変化を数十年行わなかったことが関係しているかもしれません。アイデンティティーと時代のニーズのバランスを考えながら、また時には温故知新でそれぞれの祭りのスピリッツを大切にしつつ大胆に現代にフィットさせていく。伝統を守りつつ革新を提案し実行する。我々は日本の祭りを通して「ニッポンの文化をつなぐ」活動をしていきます。

 代表理事 佐藤ぶん太

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